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琴責め [風景・和菓子]

昨日は、父親を映画に連れて行った。
シネマ歌舞伎「阿古屋(あこや)」でした。
舞台裏のドキュメンタリーが最初あり、ピンと張り詰めた感じがよかった。
父親は、理解してくれたかな?
阿古屋や悪七兵衛景清(藤原景清)は、知っている感じだったけど。
このような映画を父親と一緒に観るのは、なんとも不思議だ。

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父親は、シネマ歌舞伎が気に入っている。
本当の歌舞伎よりアップや音量が大きく、わかりやすいのがいいらしい。
だから月1回ぐらい行くのです。
今回は、京女や義母も連れて行ってあげたかった。
京女は、琴三弦の専門家だしね。
最近はやっていませんけど。
彼女は、6歳の6月6日からやっていると思います。
だから逆らうと琴の糸で首を吊られたり、三味線のバチで首を切られたりします可能性があります。

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↑六波羅蜜寺、阿古屋塚

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阿古屋の話に戻ります。
阿古屋は、治承・寿永の乱(源平合戦)の平家側の武将、悪七兵衛景清(藤原景清)の愛妾。景清は「悪」という字がつくぐらい勇猛な武将であった。
源平合戦で平家が破れ西に落ち延びた、それを源氏側が景清を捕まえようとやっきになっていた。そこで愛妾である阿古屋を捕まえ、「景清を匿ったりしていないか」と詰め寄った。その質問の仕方がユニーク。琴、三弦、胡弓を弾かせ、そのひき方に心の動揺がないかを確かめた。それを「琴責め」という。
「琴責め」って下手な初心者の練習をずっと聴かされているイメージやな。
結婚前、国立文楽劇場に京女の演奏を聴きに行ったな。
花束を持って・・・。
あの時のは、師範ばかりだったから聴けました。

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↑景清爪彫りの観音。この燈籠の穴は、火袋(ひぶくろ)といい火を灯す部分のこと。この中に線彫りの小さな観音像があるそうです。どう見てもわからない。
この観音像は、景清(かげきよ)が清水の観音さんを信仰し、牢の谷の獄に入れられている間に爪で石の上に観音さんを彫り、奉納したものなんだそうです。

悪七兵衛景清は、清水寺とも縁が深い。景清爪彫りの観音というのが伝えられている。また落語の『景清(かげきよ)』でも最後に清水寺が出てくる。
景清が源氏の世を見たくないと自分の目玉を取り出し、清水寺の観音に奉納したらしい。落語『景清』は、その目玉をもらってハッピーエンドとなります。

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↑鶴屋吉信「寒椿」

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↑焼皮、粒あん

映画の後、父親の眼鏡が出来上がったので受け取りに行く。
私のこの間の眼鏡と同じデザインの色違い。
びっくりする程、若返りました。
きっと明日、デイサービスでスタッフや婆さんたちから、褒められるだろうな。
ご満悦だろうな。
でも父親は、「遠・近」だと勘違いしている。
「中・近」の屋内用というのが理解できていない。

和菓子

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Twitter→@kyo_otoko
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