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双龍 [社寺]

本日は、建仁寺の法堂天井に描かれた双龍。
東福寺のものより新しい。

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現代の我々には親しみやすく感じるかも。
龍って実際に見た人は少ないでしょう。
人間がまだネズミだった頃、恐竜を見て恐怖した記憶がDNAの奥深くにあり、それが具現化したものなのかもしれませんね。

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でもこうやって見るとなんだかユーモラスな感じがする。
漫画みたいな龍といったら作家さんは怒るかな。
でも私にはそう見える。
昔々、龍を描くのがお得意に画家さんに、龍を描かずに龍を表現した方がいいのでは?と言ったことがある。
難しいものですね。

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下記のお堂の中にあった説明書きを書き写しました。
これだけ書くのに苦労した。漢字が手書入力を強いられるからです。
写真を拡大しながらでした。
まあ、これもなにかのリハビリになるのでやってみました。

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◆双龍図 小泉淳作 筆
 この天井画「双龍図」は平成十四年(2002)、建仁寺開創八百年を記念して、鎌倉在住の日本画家小泉淳作氏によって描かれたものである。大きさは縦11.4m、横15.7m(畳108枚分)あり、麻紙(まし)とよばれる丈夫な和紙に、中国明代で最上の墨房といわれる「程君房(ていくんぼう)の墨を使用して描かれている。
 製作は北海道河西群中札内村の廃校になっていた小学校の体育館を使って行われ、構想から約二年の歳月をかけて平成13年10月に完成。翌年4月14日、建仁寺山内の僧衆によって開眼法要が厳修された。

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 龍は仏法を守護する存在として禅宗寺院の法堂の天井にしばしば描かれてきた。また「水を司(つかさど)る神」ともいわれ、僧に仏法の雨を降らせると共に、建物を火災から護るという意味がこめられている。
 しかし、建仁寺八百年にわたる歴史の中で法堂の天井に描かれた記録はなく、この双龍図は創建以来、初めての天井画となる。
 通常の雲龍図は大宇宙を表す円相の中に龍が一匹だけ描かれることが多いが、この双龍図は阿吽(あうん)の龍が天井一杯に絡み合う躍動的な構図が用いられている。そして二匹の龍が共に協力して仏法を守る姿が小泉画伯の重厚かつ独特の水墨世界観で表現されているといえる。

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◆法堂(はっとう)
 明和二年(1765)の建立にて瓦葺重檐(かわらぶきじゅうえん)、粱行十間四尺五寸、桁行十二間半の堂々たるものである。
 この法堂は仏殿を兼用し「拈華堂(ねんげどう)」という。拈華というのは、「無門関(むもんかん)」第六則、「世尊拈華(せそんねんげ)」にもとづく。
 お釈迦様が霊鷲山(りゅうじゅせん)での説法において、多くの衆生に向かって金波羅華(きんばらげ)という花を高くかざして示された。この時衆生はその意味がわからず、皆黙っていた。この中で迦葉尊者だけがお釈迦様の真意を悟りにっこり微笑(ほほえ)んだという。これは真の仏法に文字や言葉に頼ることなく、「以心伝心」、心から心へと伝わり、伝承されていくという教えを表したものである。

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 土間には甎瓦(せんが)が敷きつめられ、広い天井のもと正面に高く須弥壇(しゅみだん)が築かれ、本尊釈迦如来座像と脇侍に迦葉(かしょう)・阿難(あなん)尊者立像を安置している。
 西側の祖師堂には、開山の栄西禅師の塑像を中心に建仁寺に因縁の深い日中禅僧の位牌をまつっている。
 東側の土地堂(つちどう)には、建仁寺の守護神である張大帝(ちょうだいてい)をまつる。この張大帝は、中国の盧山帰宗寺(ろざんきすじ)の守護神で、当山第十一世となる大覚禅師(だいかくぜんじ)蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)に三度も日本へ渡るようにすすめたという有名な因縁がある。
 また、天井には平成十四年(2002)、建仁寺創建八百年を記念し、日本画家・小泉淳作氏によって「双龍図」が描かれた。

書き写してけど、漢字がチャンと表示しているか自信がない。
まあ、チャンと表示されていなくてもご愛敬。

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タグ:京都 社寺
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